研究の動機
私達人間は、基本的に目で見る「視覚」によって、食べ物かそうでないかを判断している。現在、自宅で4年間イモリを飼っている。私がイモリを見ているとイモリと目が合ったり、寄ってきたりすることがある。餌をあげる時には、目の前の餌には目もくれず、他のイモリにあげるつもりの餌をわざわざ取りに来るイモリもいた。そのためイモリの餌やりに時間がかかっていた。では、イモリは何の感覚で餌を判断しているのか?人間と同じように「視覚」によって判断しているのではないか?それを確認しようと思ったのが研究のきっかけである。
結論と感想
結論として、私の仮説「イモリは人間と同じように視覚で食べ物を見つけて食べる」は否定され、「イモリの視覚は低く、人間と同じように視覚では食べ物を見つけておらず、嗅覚に頼って食べ物を見つけて食べる」ことがわかった。しかし視覚は補助的に利用されており、静止していれば近くにあるのものは認識でき、大きさが大きくなれば認識できる距離が長くなることがわかった。この結果を得て、イモリの餌のやり方を工夫したところ、約30分の時間の短縮ができ、研究を実際に毎日の生活に役立てることができて面白かった。