研究の動機
ケーキにろうそくを立てて燃やした時に、ろうがケーキの上に垂れてしまった。そこで、ろうを垂れにくくする方法を調べると、①芯を太くする②冷凍庫に入れて冷やす③ろうそくを板状にする④数時間、食塩水に漬けて乾かす、という4つの方法があることを知った。なぜ、これらの方法でろうが垂れにくくなるのか疑問に思い、ろうが垂れにくくなるメカニズムを明らかにするため、研究を始めた。
結論と感想
④の食塩水に漬けて乾かしたもののみ、垂れにくくなる理由がわからなかった。そこで、研究の目的を「なぜろうそくを食塩水に漬けると、ろうが垂れにくくなるのかを明らかにする」として、その追究を始めた。ろうそくを食塩水に漬けることで、ろうそくの表面に食塩の結晶が付着した。すると、ろうそくの温度上昇が大きくなり、ろうが早く蒸発する。そのため、ろうが垂れにくくなるという結論に辿り着いた。このような興味深い現象が身近に起こっていたということに気付くことができた。もっといろいろな興味深い現象を見つけて研究したいと思った。